桂田宗慶のイタリア裏パーツ事情(第4回)
今回は、イギリスでのトライアンフ世界会議の後、インターモトのショーまで約10日間時間が空いたので例年中継地点にしているアムステルダムと初めて訪問するイタリア ナポリにバカンスに繰り出す事にした。ここでは、ナポリについての体験記とインターモトのショーのお話したいと想います。ナポリに行きたいと思ったのは、雑誌フィガロジャパンのナポリ特集を読んだのがきっかけだった。
ナポリから約2時間の旅でアマルフィ海岸と言う聞きなれない場所のタイトルとともに目に飛び込んできた風景は普段ディーラー経営していてせかせかしている自分を一瞬忘れさせてくれるのに十分インパクトのあるものだった。ナポリからアマルフィ海岸までマイバイクBMWR1200CLでのんびり音楽を鳴らしながら太陽の日差しを浴びながら走っている姿が頭をよぎった。
次に昨年までトライアンフジャパンの社長だったマルコよりカプリ島の写真をみせてもらった時の印象が鮮明に蘇った。カプリの青の洞窟行ってみたい。ナポリに行けば、ピザをはじめ新鮮な魚介類も楽しめそうだし、両方の場所を堪能できるぞ。こうして、ナポリ行きは決定し、楽しみにしていた旅行がスタートしたのだった。ナポリに着くなり、同じイタリアでもミラノとは全く違う雰囲気、自由な開放的空気を感じとれた。日本で言うなら、気候は沖縄、雰囲気大阪かなぁ?少し上品なので神戸ににてるかも。いずれにしろ、東京ではない。まずは、それが気に入った。
行き成りホテルまでのタクシー運転手ジャーニーと女性の話しで盛り上がり仲良くなり、その後、彼にこの旅を案内してもらうことになった。アマルフィまでの旅も荷物とホテルの関係でバイクでの旅は断念せざるえなかったので渡りに船である。ナポリの町は、いようにBMWバイクが多い。(ドカティは全然いない。)
後で大学の同級生で友人のイタリアカワサキの社長田村に聞いた話だがイタリアのなかでもっともBMWのバイクが売れてる場所らしいです。人種の雰囲気は少し違う気がするんだが、自分にない物をもとめてる性格はわかる気がするのでへんに納得。それとカッコイイBMW乗りが多い。また、町並みの風景にBMWが似合う。。。
日本には未入荷で生産が終わってしまったポリス仕様のC1とBMWが町に溶け込んでいる。いつか、日本でもこんな状況にならないかな、それも、関西で、と思うこの頃です、BMW愛する一人として。。。。
インターモトのショー、ミラノショー(毎年交互にドイツ、イタリアで開催されている。)に来ていつも思うのは、日本とは桁外れの規模であることである。東京、大阪モーターサイクルショーの10倍ぐらいの規模はある。ゆっくり見て歩くと2日は十分かかる。これは、オートバイ自体がヨーロッパにおいて、大人の高尚な趣味として文化として認められている土壌があるこをしっかり認識させられる。
入場者数も平日だと言うのに大変な人数だ。みんな仕事はどうしてるんだろう?なにしろ、オートバイについてヨーロッパはこういうのりである。さて、一番気になるBMWブースはというと、、、さすがお膝元、一つのパビリオンの半分以上BMWブースだ。ブースにつくと、昨年、一昨年のブースとは、まるで違う雰囲気、木目をふんだんに使い暖かさが感じられる。
今までは、BMWのブースは日本の四輪のBMWショールームにみられるどちらかと言うと冷たい感じの無機質なイメージだったが今年は違う。やっとBMW AGの上層部も若返りバイク乗りの気持ちを理解してきたのだろう。今後のBMWのニューモデルも含めて期待できる。
今回のショーでは、記者発表でK1200Rが発表されて話題になったが、一般向けでは展示されていなく残念、しかしながらK1200Sの展示、プロモーションが大題的に行われ人々の話題をさらっていた。日本の皆様、今しばらくお待ちください。
職業柄、パーツが気になるが今年の注目はなんといってもシステムヘルメット5だろう。
Bluetoothの技術を使いワイヤーレスでパセンジャーと話せ、携帯電話、音楽も聞けるのだ。しかも、ヘルメットに内臓。しかしながら、日本入荷未定。日本の規格に適合しないのだ。本当に日本のお役所は頭が固い。この技術は、他にSCHUBERTH社のヘルメットに採用されていましたが、これは別にシステムを使う機械が10万程かかり高すぎる。また、システム使用料がいるみたいでまだまだ一般に使用するレベルには時間がかかるようだ。
しかしながら皆様ご期待ください、当社KMAよりハローバイカーズと言う名前で当社扱いメーカーのスパイボールよりBlueTooth技術を使いどんなヘルメット(ヘルメットを新たに変えてもok)にも使え、ワイヤレスでパッセンジャー(パッセンジャーだけではなく、一緒にいっているツーリング仲間でもok)と話せ、携帯電話、音楽も聞ける商品を来年早々に発売します。 こう、ご期待ください。
今、時代は高速二人乗り解禁をひかえ、単にバイクを個人で楽しむ時代からふたりで快適に便利に時間を楽しむ時代にきていると思います。その他、ここでは詳しく言えませんが、私がヨーロッパのパーツを輸入する理由に日本人ではとうてい発想できないユニークな商品があるからのですが、盗難に関するユニークな商品を発見しましたので、来年春には販売したいと考えております。
旅の終わりに、ビール祭りで有名なオクトバーフェスタに行ってきました。これで、3度目なのですが、いつ、行っても思うのは、日本人もドイツ人も本当は騒ぐのが好きなんだなあと言う結論になりました。。。。。以上
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